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サンプラザオペラ2007 Vol.1 札幌室内歌劇場公演 オペラ「ディドとエアネス」

◇日時◇ 03/02(日) 15:00開演
◇会場◇ 札幌サンプラザホ-ル 地下鉄南北線「北24条」徒歩3分

 サンプラザオペラ2007  Vol.1 札幌室内歌劇場公演 

オペラ「ディドとエアネス」

■料金:コンサ-ト料金:一般5,500円 学生4,500円 身障者500円
■チケット購入:オフィス・ワン 011-612-8696 
■お問合せ:札幌室内歌劇場 011-588-4738 http//www.opera.or.jp
■主管:サンプラザオペラ実施委員会
■主催:NPO法人札幌室内歌劇場
■後援:札幌市、札幌市教育委員会
  

           

■出演
■曲目
 

 

■解説
 トロイ対全ギリシャ軍が戦うトロイ戦争。トロイは、ギリシャの木馬の作戦により滅亡させられた。しかし、エアネス王子だけは、母ビーナスの力によって、父アンキセスとともに城を脱出し、トロイ再興のためにイタリアの地に向かう。神々は、エアネスをカルタゴに漂着させ、そこでディドとの恋に陥らせた・・・・。
 だが、トロイ再興の使命をおびたエアネスと、カルタゴの女王の恋は、所詮かなわぬ恋として悲しい結末を迎える。(ヴェルギリウス「アエネーイス」より)ディドの自決は人をもてあそぶ神への、命をかけた抗議だった。 
 バロック音楽のオペラ。その宝石といわれる作品「ディドとエネアス」は、1時間の短いオペラにも関わらず、ギリシャ神話の厚みと、人間の情念の濃さ、運命の悲しみを描いた傑作です。
 

 

■「ディドとエネアス」~古代ギリシャからロ-マ帝国の架け橋~
 トロイの王子エアネスと、カルタゴの女王ディドの悲恋物語。人間たちは、神々の決めた運命の中で生きなければならない、というギリシャ神話の世界観に基づいたものオペラです。
 このオペラは当劇場がこれまでに上演した中で、もっとも音楽史の古い時代に属するものです。ヘンリー・パーセルは、バロック時代のイギリスの作曲家(1659-1695)。チェンバロとチェロを中心とする通奏低音様式、セリア(まじめな)、ブッファ(こっけいな)の二つの要素の対比など、バロックオペラの魅力を味わっていただきたいと思います。チェンバロの陣内直氏は、この様な「古楽」のジャンルに造詣が深く、多くの助言を賜りました。この場を借りて深く感謝申し上げます。
 冒頭に、ベルリオ-ズの歌劇「トロイ人」の中の、トロイの女たちの自決シ-ンを置き、全体を一時間ほどの一幕物のオペラとして構成しました。原作の合唱の代わり、テノールの語り手が劇を進めていきます。舞台上では白樺の木が人間の営みを見つめています。音楽が紡ぎだす古代ギリシャからロ-マ帝国の架け橋となったこの悲しい恋の物語。どうぞごゆっくりご覧ください。       (公演プログラムより)
                              札幌室内歌劇場 理事長 浅里慎也

 

 
 
 
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