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子どものためのオペレッタワークショップ発表公演「小人の靴屋」

◇日時◇ 1/9(土) 14:00,16:00開演
◇会場◇ 札幌市教育文化会館小ホール

 

 子供のためのオペレッタワークショップ発表公演
オペレッタ「小人の靴屋」
 
原作:グリム童話 台本:中津邦仁 作曲:岩河智子
 
 
歌とお芝居が一緒になった音楽劇・オペレッタ。
市内の小学生から高校生まで総勢58名が、
プロのオペラ歌手と共演し一緒に舞台を作り上げます。
 
 

 

  • 日時:201619日(土)1400開演 1600開演
  • ところ:札幌市教育文化会館小ホ-ル 
  • 入場料:全席自由 一般:1,000円(教文ホ-ルメイト800円)、高校生以下:500
  • チケット購入:教文プレイガイド011-271-3355、大丸プレイガイド011-221-3900
  • お問合せ:札幌市教育文化会館事業課 札幌市中央区北1条西13丁目(011-271-5822
  • 主催:札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)
  • 後援:札幌市、札幌市教育委員会
  • 協力:NPO法人札幌室内歌劇場
 

 

    公演スタッフ
  • 「小人の靴屋」原作/グリム兄弟
  • 台本・監督/中津邦仁
  • 指揮・演奏指導/佐藤宏(藤原歌劇団)
  • 演奏指導/岩河智子
  • 歌唱指導/堂向幸恵、渡辺ちか、松嶋瞳、則竹正人、石田まり子
  • ピアノ/土屋益子、駒崎志保
  • ダンス振付・指導/井川真裕美(ダンススタジオマインド「舞人」)
  • 舞台監督/坂本由希子
  • 照明/高橋正和(コンカリ-ニョ ステ-ジワ-クス)
  • 衣装/岡本嚇子(アトリエ・スピカ)
  • ヘアメイク/佐々木智子(HairMake up Flap
  • 美術/中川有子、高村由紀子、福田舞台
  • 靴イラスト/Misako Fujishima
  • 製作/札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)
  • 衣装・メイク・会場受付協力/ワ-クショップ参加保護者の皆さま

 

     ワークショップ講師

  • 歌唱/堂向幸恵、渡辺ちか、松嶋瞳、則竹正人、石田まり子
  • 伴奏/土屋益子、駒崎志保
  • ダンス/井川真裕美(ダンススタジオマインド「舞人」)
  • 演技/中津邦仁、坂口(即興組合)
  • ボランティアスタッフ/藤島美沙子

 

     ■キャスト

  • 靴屋/則竹正人(札幌室内歌劇場)
  • 靴屋の妻/石田まり子(札幌室内歌劇場) 
  • 肉屋/田中邦昭 金田桃子
  • パン屋/神田あかり、四垂凛、垣内優歩、望月菜緒
  • 鍛冶屋/荒川松人、竹村實朗、丸山春音
  • 花屋/市川莉子、藤原文歌、メナ-ド花彌、榮花あかり
  • 仕立て屋/岩成南奈、齋藤朱杏、大屋佐萌子
  • 金持ち/稲毛蒼一郎
  • 秘書/三上優樹、井下田瞳美、西濱りおん、前田愛好、齋藤恵里佳、山上礼愛
  • 恋人(男)/小西響稀、恋人(女)/片平ちひろ
  • 町長/荒川槻人
  • 町長の秘書/小川朝瞳
  • 学校の先生/高山芽依
  • ウエイトレス/小比類巻未吏
  • 音楽家/中西麗愛
  • 婦人警官/本間しおり
  • カメラマン/川端純玲
  • 小人/荒屋羽杏百、和泉咲良、市川拓朗、大砂花実、岡美裕姫、加藤千尋、小比類巻里吏、四垂桜、柴崎妃良、鈴木ひかる、山崎夏椰、長尾奈穂美、長岡真優、岩山さくら、片桐鼓、浜田美空、林実穂、原山愛、福井亜梨、福井馨野、福島小晴、丸山音奏、湊映水、安田琴音、山田遥、水谷友里乃
  • ト-ンチャイム/山上礼愛、榮花あかり、川端純玲、大屋佐萌子、小比類巻未吏、高山芽依、藤原文歌
  • アカペラ隊/前田愛好、市川莉子、稲毛蒼一郎、片平ちひろ、小西響稀、金田桃子、神田あかり、齋藤朱杏、三上優樹、齋藤恵里佳

 

     ■子どものためのオペレッタワ-クショップについて

 札幌市教育文化会館では平成16年度から小・中学生を対象としたオペレッタワ-クショップを実施しています。感性豊かな子供時代に本物の芸術の出会い、年齢や学区を超えた友達と協力し作品を作り上げる喜びと感動を味わってもらうことを目的としてスタ-トし、今年で12年目を迎えました、NPO法人札幌室内歌劇場メンバ-を中心に、札幌で活動する演劇人やダンサ-、舞台スタッフを講師とし、総合芸術であるオペレッタに取り組んでいます。 (プログラムより) 
 

 

    ■大人のための、子どものためのオペレッタ    作曲家 岩河智子 
   
 大歌劇場のオペラもオペレッタもその楽しさの秘密は同じ。「音楽で劇をする!」ということです。いろいろな人間模様を歌や楽器の音楽で表わすと、楽しい場面はより楽しく、恐ろしい場面はより恐ろしくなり、劇がとっても生き生きと、ドラマチックになる、そこが楽しいのです。
 もし劇をする人が、みんな同じ顔だったらどうでしょう?みんな同じ声、背格好も同じだったら、登場人物の違いが分からなくて、あまり面白い劇にはなりません。「子どものためのオペレッタワ-クショップ」では、さまざまな年齢のいろいろな個性の子どもたちが、大人のオペラ歌手と一緒に舞台を作ります。不思議な「小人」の役は、こどもたちが可愛らしい歌とダンスで。怒りん坊の「靴屋のおじさん」の心情は、オペラ歌手の歌唱力で。
ふんぞりかえった「金持ち」を小さな子どもが演ずる面白さ、そして「お店屋さん」「町の人」、どの役もみんな違った声、違った姿。他の人が代わることはできません。それぞれが劇を盛り上げ、クライマックスでは大きな一つの音楽を作り上げるのです。自分の作曲した楽譜からたくさんの個性がひしめく世界が出現する、作曲者としてこんな嬉しいことはありません。
-クショップの中で、子どもたちは大人から歌や演技、ダンスを学んでいきます。練習の途中はたくさんの困難があります。でも悩みを乗り越え、全身で役を表現するとき、子どもたちは舞台で大きく輝きます。それを見て私たち大人は子どもから大切なことを学ぶのです。「子どものためのオペレッタワ-クショップ」は大人のための気づきの場、成長の場でもあります。この有意義な事業を発案して下さった札幌市教育文化会館、力を貸して下さった大人の皆さま、そして何よりも素晴らしい頑張りを見せてくれた子どもたちに心から感謝申し上げます。 (プログラムより)
 

 

  
    ■子供のワークショップの意味           演出家 中津邦仁  
  
 ヨーロッパ中世には子供がいなかったそうです。いたのは人間未満の存在と大人の2種類。子供は大人と会話ができるようになる年頃まで「動物」同然で、簡単に命が奪われたりしました。逆に「人間」と認められると、いきなり大人に仲間入りして一緒に働き、お酒も飲むようになる。その境界の年齢は概ね8歳!
 昔は「子供」という存在をどう理解して良いか分からなかったのかも知れません。現代では、子供も成人までの複雑な過程があることを知っています。それどころか人間は死ぬまで成長するという観点からは、子供をどう捉えるかは人生や人間存在をどう考えるかという問題に繋がっていると言えるでしょう。
 とはいえ、子供の相手は一大事。肉体的にも精神的にも「重労働」だ。親は本当に大変だと思います。しかしそこで安易に「決まりに従わせる」「制約を与える」「大人の都合を押し付ける」ということは出来ません。私たちはヨーロッパ中世の人間ではないからです。また子供の活動・成長を我が事として取り組みたいし、それは人間の未来をどう描くかという極めて創造的な仕事だからです。
 今日の発表会には、子供の成果だけでなく大人たちの想いも込められています。どうぞごゆっくりお楽しみください。 (プログラムより)
 

 

    ■NPO法人札幌室内歌劇場
 
平成2年発足以来、上質で親しみやすいオペラを上演し続けている。
メンバ-は、声楽・器楽・スタッフを含む35人。現在ではオペラ公演を含め、年間12回以上の公演を行い、名実ともに札幌のオペラ界を代表し、北海道の音楽文化の一翼を担っている。平成16年第1回オペレッタワ-クショップ発足以来、指導の中心を担っている。 (プログラムより)

 

 
 
 
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