成人よ、夢を抱け!

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大人になって「私の夢は〜です。」なんて言うと、浮かれた人だと思われるでしょう。大人が夢という言葉を羞恥心なく使うのはマイホーム購入の時位でしょうか?
“夢”は現実から遠いところにあり、希望はそれよりは少し近い。あるいは現実と地続きというべきか・・・大人にはそんな感覚があるのかもしれません。社会の中で現実の厳しさを知り、生活をしているのですから当然といえば当然なのですが。
しかしそこを敢えて・・・
「あなたの夢は何ですか?」

以前新聞のコラム欄にこんな文が載っていました。
「私は夢というものを見たことが無い。達成のイメージとそこへいたる道程を考えることはあるが、到達する手段がわからない希望は持たないようにしている。」
・・・どうも心にひっかかる・・・堅実な意見かも知れないけれど、この言葉を口にするのは相当の勇気がいること。何故ならあらゆることに経験不足で、自分の中の引き出しが少ない頃には、行く先を断たれてしまうからです。様々な場面に遭遇し解決した経験があり、幾つかの手段を使いこなしてきた人にしか言えないセリフ。
まだまだ未熟者の私などは、年がら年中到達する手段を模索しているので、目標をクリアすべくモゾモゾと動いている状態。こんなセリフは一生口にできない、とも思ってしまいます。
一方、こんな記事もありました。
それは某通販雑誌に載っていた、元ヤオハン会長・和田一夫さんのインタビュー記事。彼は大きな失敗を3度もしましたが、「失敗の度に次につながる。76歳の今、あと10年勉強すれば次のステップへ行くのではないか、と思っている。」と話していました。新たな勉強を始めたとのことです。
この記事を読んだとき思いました。「生きているうちは、夢を持つに限る!」と。
子供時代、それはおとぎ話の範疇なのかもしれないけれど、大人になれば夢=目標に変わるのだと思います。
“夢”。いい響きではありませんか!
振り返る時間も大切だけれど、前進するエネルギーとそれを使う時間を持つこともまた大切。
大人は大人らしく、自分に責任を持って「夢」をみるのもスバラシイことではありませんか!