泣ける

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見たい番組を録画しても見逃した映画をレンタルしてもなかなかじっくり観る時間もないし・・・何に惑わされることなく、観ることに集中できる時間をつくるには、やはり何が何でも映画館に行くのがベストです!



そうなのです。行くしかないのです、映画館に。
このところ観たい映画を次々と見逃してばかり。気がつくと冬の足音がズンズンと聞こえてくる。芸術の秋が終わってしまうではありませんか。それ行け、映画館へ〜〜〜!
ということで観てきた映画は「フラ・ガール」。テレビでも少し話題になった邦画で、茨城の炭鉱町に常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾート・ハワイアンズ)が出来る様子を描いています。時は昭和40年。“憧れのハワイ”だった時代でしょうか?炭鉱に陰りが見え始め、労働者も次々解雇。人々の生活は?田舎町にハワイとは何事?小さな町の実話だけあって人々の現状と揺れ動く気持ちがストレートに伝わり、また夢や憧れを持つこと、そして楽しむことは心を元気にしてくれるのだとシンプルに感じさせてくれます。
とにかくイチオシ!!札幌でもまだ公開しているようですので是非観てほしい作品です。
★「フラ・ガール」★
題名だけみると、フラダンスを頑張って練習して上手になった、頑張ったねという雰囲気があるかもしれません。しかし侮る無かれ。よくあるその手のサクセスストーリーではないのです。経済の発展、それに伴う人々の暮らしの変化、友人との出会いと別れ、ついてくる過去と未来への希望などなど、わかりやすいストーリーの中に様々なことが描かれています。しかしそれらは決して威圧的ではなく、それなのに心に響き渡って涙が止まらない!!
私は普段、映画やドラマではどんなに感動的であってもジーンとすることはあれど、涙が出ることはほとんどないのですが、この映画には泣かされました。本当に泣かされましたね、泣くツボが満載です。子供の頃に見た「南極物語」以来かもしれない・・・
ということで、笑いあり涙ありの「フラ・ガール」はおすすめです。