2月

|
1月27日の時計台コンサートが終わりました。
あれから一週間がたちもう2月。そして今日は節分。

先日の時計台コンサートは「ピアノでたどる音楽史」。バッハから武満徹まで、さまざまな時代・国の作曲家のピアノ曲の演奏とともに、音楽の歴史を辿りました。和音の響きやリズムの変化などが一曲ごとに多様化していく。改めてそれぞれの作曲家と彼らが生きた時代を振り返ることができた一夜でした。

ピアニストの演奏に混じり、私もパイジェッロの「うつろの心」とリストの「愛の夢」を歌いました。
リストの有名なピアノ曲「愛の夢」の原曲はなんと歌曲なのです!これには驚いた方も多かったようです。
とろけるようなあのメロディー。そして「愛の夢」という題名からはまったりした甘〜い香りがプンプンしてくるような気がしますが、歌詞は意外にも現実的な内容。
“愛しなさい、出来る限り愛しなさい。墓の傍らに立ち、悲しむ時が必ず来るのだから〜”
とこんな内容で始まります。意外ですよね・・・驚きました。

さて次回の札幌室内歌劇場公演は3月10日のスプリングコンサートです。今回は「音で描くギリシャ神話」と題しまして、ギリシャ神話が題材になった曲を集めて演奏します。
「ギリシャ神話」・・・なんだか難しそう、堅苦しいかな、とお思いの方。心配ご無用!!解りやすく解説を入れながらギリシャ神話の世界を楽しむコンサートです。
神々の個性はいろいろ。だからエピソードもろいろ。ということはいろいろな神話が存在するわけでして、ギリシャ神話には教訓めいた話もあれば、はかなく美しい話もあり、はたまた“そりゃないよなぁ〜”とか“ありえない!!”とツッコミを入れたくなるような無茶な話もあります。また星座や英雄の話などなど・・・知れば知るほどさらに知りたくなります。

音楽を通してギリシャ神話の世界を味わってみませんか?