雪だ〜!

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今月29日、30日のオペラ公演に向けて、北海道にやってきました。

18日。日曜日。
東京は気温20℃。暑い。
正午過ぎ、東京国際女子マラソンがスタート。同時に私も北海道へ向けて自宅をスタート。
ということでいよいよ来週に迫ったオペラ公演のため、札幌へ向いました。羽田空港へはたいてい京浜急行を利用するのですが、品川駅から京急蒲田駅あたりでちょうどマラソンコースと並行しているので、道中、先頭集団の少し後ろを走るランナーを見ることができました。気温の高い中、懸命に前へ前へと足を運ぶランナーを目にして「さぁ、私もやるぞ!」という気分になり空港へ。早めに搭乗口まで行き、テレビでマラソン中継を観戦。残り6kmというところで野口みずき選手がトップに立ち「よしっ、よしっ!!!!」と気合を入れて結果もわからず飛行機に乗り込みました。
それにしてもこの日は飛行機がかなり揺れました。それもそのはず・・・北の大地に着いてみれば、もう雪のちらつく冬ではありませんか!
地球の温暖化でちょっと鈍っていた季節感なるものを一気に取り戻したような・・。日本は小さな島国とはいっても、この日ばかりは“日本は広いな”と感じずにはいられませんでした。
さて、次回公演のオペラは、そんな雪の季節にぴったりの演目。メノッティ作曲「アマールと夜の訪問者」はクリスマスの時期に公演されることの多い作品です。(詳しい公演案内はホームページに掲載してあります)
一時間くらいの上演時間の中には歌はもちろん、ダンス(バレエ)のシーンもあり、また室内楽にはオーボエや打楽器の音色も加わり、コンパクトながら多彩な舞台になっています。
雪が降ると“冬か・・寒くていやだな”と少し身構えてしまいますが、本格的な冬の到来の前に、「アマールと夜の訪問者」でほっと心が温かくなっていただければいいなぁと思いつつ、ラストスパート、稽古に励んでおります。