さらば2007年

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今年も残すところあとわずかとなりました。
今年の札幌室内歌劇場は、例年以上に沢山のステージがあり、盛りだくさんの一年でした。
スプリングコンサートや支持会合唱団の皆さんとのコンサート、オペラではシューベルトの「家庭争議」、メノッティの「アマールと夜の訪問者」、「唱歌の学校」の比布町での公演もありましたし、時計台コンサートや小学校でのコンサート、北星学園の記念式典での演奏などなど・・・多くのお客様とともに音楽を分かち合えた、幸せな一年でした。

さて、次回公演のオペラ「ディドとエネアス」の稽古がすでに始まっています。私も北海道で稽古に励んでおります。
「ディドとエネアス」はパーセルの作品。17世紀に誕生したオペラです。前回公演した「アマールと夜の訪問者」は現代の作品でしたので、この時代の違いはそうとうなもの、音楽のスタイルが違います。
“水戸黄門”や“銭形平次”のような時代劇と今現在のドラマくらい違う。
だから稽古でこのオペラのサウンドの中にいると、骨董品を手にとって「ほほう。」と眺めているような気分になります。そしてその音楽すばらしさに「いい仕事してますねぇ。」と唸る私・・・

来年も、音楽を通してみなさんと楽しい時間をすごしていけたらと思っております。

それではみなさん、どうぞよいお年を!!