春の宵、桜が咲くと♪

|
この時期のコンサートといえば・・・

今週は2日間コンサートがありました。
桜が満開のこの季節。春の歌いっぱいに、春の宴といった感じのコンサートでした。

あるものです。本当に“春”という季節は沢山の歌が作られています。さらに“桜”に関する歌も多いのです。
今回のプログラムだけでも・・・
♪さくら横ちょう(中田喜直作曲と別宮貞雄作曲のもの)
♪さくらさくら
♪はる
♪春はたゞ
♪すてきな春に
♪桜ほんのり
♪夜のさくら
♪緋桜
♪さくら繚乱
♪さくら伝説
・ ・・・・・などなど。

 こうして春の歌をいろいろ並べて演奏していくと、「春」という季節、「桜」という花に対する作詩家の感じ方の違いが様々で、非常に面白いものです。春の暖かさ、気持ちがふわっと軽くなるようなウキウキ感を描く作品、満開の桜の情景など、明るいイメージの作品が多いかと思いきや・・・もちろんそういった曲もたくさんあるのですが、意外にも切なさや悲しみを歌ったものも多いのです。春の別れの切なさだったり、桜の季節の頃を回想したしんみりとした曲だったり。桜色のヴェールをまとっているような感じがする歌などは妙に色っぽかったりする。
 コンサートは桜満開の上野公園内だったので、桜並木を歩きながら、ここにいる人々はどんな気持ちで桜を眺めているのか、楽しいのか、嬉しいのか、はたまた切なさを抱いているのか・・・単純にそんなことをぼんやり考えていました。

でも結局、コンサートが終了した夜には、上野公園内はすでに宴会場と化していました。