大事にします。

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2週間ほど前、胡蝶蘭をいただきました。
届いてまず驚いたのはその大きなダンボール箱!!自分の肩くらいの高さのダンボール箱がドーンと届いたのです。どう開ければいいのやら・・・ダンボール箱の周りをぐるぐるまわり、しばし考える。そうだ、上部から切り開いてみよう!!ということで、まずは折り目にカッターで切り込みを入れ、慎重に箱を解体してみる。しかし大事そうに梱包され、箱の内部に要所を固定されている胡蝶蘭さま。(随分と大事にされているものです。)そーっと固定されているテープをはがし、ダンボールに切り込みをいれ、さらにテープをはがしてダンボールに切り込みをいれ・・・手間暇かけてようやくそのお姿を現した胡蝶蘭。
真っ白な花弁が羽を広げたように開き、几帳面に縦に並んで咲いている。その気品ある存在感にしばし圧倒され、なんだか落ち着かなくなる私。
「はて、この違和感は何だろう?」
我が家のリビングに胡蝶蘭とは何とも不思議な景色なのです。植物は好きなのでリビングにもベランダにもあるのですが、私の植物選択の基準は丈夫で手間がかからないこと。室内にはコーヒーの木(実を収穫したことアリ)と花キリンがあり、いずれもお手入れラクラク。大雑把なお手入れにもハイハイと答えてくれるいい仲間なのです。そこにやってきた転校生の胡蝶蘭。
「何だろう、この違和感。」
一般家庭にデヴィ婦人が来ちゃったような、そんな違和感とでも言いましょうか。はたまたユニクロの服を着ているのにエルメスのバックを持たされたようなミスマッチと言いましょうか。あるいは異文化交流とでも言いましょうか。
しかし胡蝶蘭をいただくとはおめでたい、頑張って仲良くしようではないの!と、添付されたお手入れ方法の用紙を読んでみると、
“乾燥はダメ!水はやり過ぎない、やり方にも注意!直射日光はダメ!エアコンは苦手!ホコリに注意!エトセトラエトセトラ・・・・”
どうやら自分より手のかかる植物のようです。仲良くなれるかな。いや、ここはひとつ贈ってくれた方の気持ちに答えるべく仲良くしようではないか!!
そうして育てること2週間。まだまだよそ行きの接し方をしているような気がしてならない。なるべく早くこの胡蝶蘭さまと打ち解けられるよう、努力したいと思います。
 この暑い夏をどうやって乗り切るか。自分の健康以上に胡蝶蘭さまのご様子が心配な毎日です。
 皆さんも健康に夏を乗り切って下さいね。